詩集をいただきました

お客さまより詩集をいただきました。お客さま自身がつくられた詩集です。詩というと国語の授業で習ったなという印象で、普段なかなかふれることがないので、新鮮な感じでした。同時に、詩の世界をしっかり味わえるかなという気持ちもありましたが、とても優しく穏やかで、誠実さがすうっと入ってきました。散歩道の景色、作者の幼い頃からの思い出、クラシックを中心とした音楽、旅の思い出という4部構成で綴られています。
私が聞き慣れた身近な土地や、遠く離れた外国まで色んな土地の名前が出てきます。知っている所は「こんな感じだったなぁ」と思い起こし、知らない場所は、書かれている景色の描写、表現されている色や音を通して想像しながら読みすすめました。
四季折々の景色、さらに音楽を言葉で表現されているのは、ただただ綺麗だなと思いました。
今はスマホなどで手軽に画像や動画で見ることができます。楽しい反面、あまりの量と早さで脳が情報でいっぱいなのではと思うことがあります。処理をしきれずに大事なことが疎かになっているのではと思うこともあります。
この詩集をいただいて、今ここにない景色を言葉を通して想像するというのは、心身ともに優しいことだと感じました。こんな時間を日常に入れていきたいです。
詩集、店内に置いておりますので、ぜひ読んでみてください。